私は34歳。今日で結婚8年目になる。
正直結婚記念日であることすら、気づかなかった。
そんな節目の日に、私は仕事を休むことになった。
理由は、心身の不調。
言葉にするとシンプルだけど、その決断に至るまでにはそれなりの葛藤があった。
何より、妻に対して申し訳ない気持ちが大きい。
こんなタイミングで、自分だけが立ち止まってしまっていることに、どこか後ろめたさを感じている。
仕事から少し距離を置いてみて、気づいたことがある。
思っていた以上に、気持ちが落ち着いている。
むしろ、張り詰めていたものが一気にほどけたような感覚さえある。
仕事自体は好きだったはずなのに、気づけば、その楽しさ、やりがいをどこかで見失っていた。
本来、仕事は長距離走のようなもののはずだ。
ペースを保ちながら、続けていくもの。
でも自分は、ずっと短距離走のつもりで走り続けていた気がする。
全力で走り、息切れして、それでも止まれないまま。
家族のことを考えれば、仕事を辞めるという選択肢はない。
それははっきりしている。
ただ、「休む」という選択に対しても、どこか恐怖に近い感情があるのも事実だ。
有給とは違う。
どこかやってはいけないことをしているような感覚。
でも、それでもいいのかもしれない。
周りの仲間には、本当に申し訳ない。
それでも、この時間をもらえたことには意味があるはずだと思いたい。
これからの自分のこと。
そして、家族とのこれから。
一度しっかり立ち止まって、向き合う時間にしたい。
今日は、結婚8年目の記念日。
プレゼントを買う気持ちの余裕は正直ない。
でも、その代わりに、いつもより少しだけ丁寧に夜ご飯を作ろうと思う。
特別なことはできなくてもいい。
ただ、ちゃんと向き合うこと。
仕事も、人生も、たぶんそれくらいがちょうどいいのかもしれない。