仕事が少し落ち着いた週末。
どこか遠くへ行くわけでもなく、ただ「いいもの」を探しながら街を歩いて、最後にしっかり整う。
そんな一日があってもいい。
高円寺という街は、いつも少しだけ独自のリズムで動いている気がする。
今回組んでみたいのは、まず古着をゆっくり見て、その後サウナへ向かうというルートだ。
派手な予定は何もないけれど、充実した一日になりそうな予感がある。
まず向かいたい anemone(アネモネ)
高円寺に古着店は数あれど、anemoneという店の名前を知ってから、気になって仕方がない。
ヨーロッパのハイブランドヴィンテージを扱う、大人向けの一軒らしい。
古着というと、どうしても「掘り出し物を血眼で探す場所」というイメージが先行しがちだ。
でもanemoneには、落ち着いた店内の印象がある。
ヨーロッパのハイブランドのヴィンテージを一点ずつ見ていくのは、時間がかかる作業だ。
でもそれが、高円寺の午前中にやりたいことだとも思う。
ここで何かひとつ、自分の感覚で選べたら——そんな期待を持って、最初の立ち寄り先にしてみたい。
ゆ家 和ごころ 吉の湯
古着を見終えたあと、少し歩いて次に向かってみたいのが、ゆ家 和ごころ 吉の湯だ。
杉並区成田東にある銭湯で、高円寺エリアで「サウナに行く」といえばここの名前が真っ先に挙がるらしい。
ドラマ「サ道」のロケ地になったこともあるんだとか。
この銭湯は炭酸泉と、外気浴への動線が完璧だと評判だそう。
「動線が完璧」という言葉に、思いのほか惹かれている。 サウナの良し悪しは、設備の派手さよりも、蒸されて、水風呂に入って、外の空気を吸うまでの一連のリズムで決まる気がする。
その流れが整っているならば、訪れたらずいぶんと気持ちのいい時間になるだろう。
炭酸泉のほうも、サウナの前後にゆっくり使ってみたい。
血のめぐりが変わってくるような、あの感覚を、高円寺の銭湯で経験できたら。
どんな空気の場所なんだろうと、想像するだけで少し楽しくなる。
満喫できる素敵な休日
anemoneで服の細部を眺めながら時間をかけて、吉の湯でしっかり整う。
どちらも「特別な場所に行く」というより、自分のペースで過ごすための選択だ。
高円寺という街が持つリズムに、そっと乗っかるような一日。 そういう休日を、一度ちゃんとやってみたいと思っている。