おいしい店は、駅前にあるとは限らない。
むしろ、駅から少し離れた場所。
住宅街の中を歩いていると、突然現れる一軒。
そういう店には、わざわざ足を運ぶ理由がある。
浦和美園駅から歩いて数分。
静かな住宅街の中に佇むのが、旬彩料理 吉粋だ。
和食割烹。
名前からして、少しだけ背筋が伸びる。
けれど、店に入ってみると、その印象はいい意味で変わる。
カウンターがあり、奥には座敷や個室もある。
肩肘張りすぎない。
でも、料理にはきちんと手がかかっている。
そんな距離感が心地いい。
浦和美園の住宅街にあるという贅沢
浦和美園と聞くと、埼玉スタジアムや大型商業施設を思い浮かべる人も多いかもしれない。
けれど、少し歩けば静かな住宅街が広がっている。
その一角に吉粋はある。
駅前の大きな看板を見つけて入る店ではない。
街を歩いていて、ふと出会う。
だからこそ、少し特別に感じる。
公式ページによると、店内には和室18席、テーブル10席が用意され、個室の利用も相談できる。
家族との食事。
大切な人との時間。
少し落ち着いて食事をしたい夜。
いろいろな場面に馴染んでくれる店だ。
ランチなら、まず「豚天」を
吉粋を訪れるなら、ぜひ知っておきたい料理がある。
豚天。
豚ロースを天ぷらにした、吉粋の名物ともいえる一品だ。
ランチでは1日10食限定の「豚天御膳」が提供されている。
豚ロースの天ぷらに、たっぷりの千切り生姜。
一見するとボリュームのある料理に見えるけれど、生姜の爽やかさが加わることで、意外なほど軽やかに食べられるという声も多い。
豚天だけではなく、野菜や小鉢、茶碗蒸し、赤出し、デザートなどが付く内容で、満足度の高いランチとして紹介されている。
「和食を食べたい」
そんな気分の日に、ちょうどいい。
天ぷらだけじゃない
もちろん、吉粋の魅力は豚天だけではない。
海老天重。
刺身。
煮付け。
茶碗蒸し。
季節の魚介。
夜には酒と一緒に楽しみたい料理も揃う。

実際の口コミでも、赤貝の刺身、海老しんじょう、銀だら煮付け、雲丹の茶碗蒸しなど、さまざまな料理を楽しんだという声が見られる。
魚料理にもこだわる店として紹介されており、日本酒や焼酎、ワインなどのドリンクも用意されている。
ランチで気軽に訪れるのもいい。
夜に料理と酒をゆっくり楽しむのもいい。
同じ店でも、時間帯によって少し違った顔を見せてくれる。
「ちゃんとした和食」を、気軽に
最近は、写真を見ただけで店を選ぶことも増えた。
料理の見た目。
内装。
器。
もちろん、それも店選びの楽しさだ。
でも吉粋には、写真だけでは伝わりにくい魅力がある。
料理を一品ずつ食べて、
ご飯を食べて、
味噌汁を飲んで、
最後にデザートを食べる。
そうして店を出る。
その一連の時間が、なんとなく気持ちいい。

派手ではない。
けれど、ちゃんとしている。
その「ちゃんとしている」という感覚こそ、吉粋の魅力なのかもしれない。

浦和レッズを観に行く日に
そして、浦和美園という場所を考えると、もうひとつ面白い使い方がある。
浦和レッズの試合と合わせて訪れること。
埼玉スタジアム2002の最寄り駅でもある浦和美園。
試合の日は、多くの人が赤いユニフォームを着て街を歩く。
その少し手前で、落ち着いて和食を食べてからスタジアムへ向かう。
あるいは、試合が終わったあとに一杯。
そんな過ごし方も悪くない。
サッカーの熱気と、和食の静かな時間。
一見すると正反対だけれど、どちらも浦和美園という街の一部だ。
わざわざ行きたい店がある街
吉粋を目的に浦和美園へ行く。
少し早めに着いて、街を歩く。
ランチを食べる。
そのあと埼玉スタジアムへ向かう。
そんな一日もいい。
「有名だから行く」のではなく、
「そこに行きたい店があるから、その街へ行く」。
MOZiが好きなのは、たぶんそういう店だ。
旬彩料理 吉粋は、そんな気分にちょうどいい。
住宅街の中にある、少し静かな和食店。
気取らず、でも料理は丁寧。
そして、わざわざ足を運んだことを少しだけ嬉しくしてくれる。
おいしいものを食べるために、少し遠回りする。
大人の休日には、そんな時間があってもいい。