浅草で80年以上愛されるベーカリー。ペリカン

浅草・田原町で80年以上愛され続ける老舗「パンのペリカン」。食パンとロールパンだけを作り続ける理由とは。毎日食べたくなる、飽きのこない味の魅力をMOZiが紹介します。

浅草を歩いていると、観光名所よりも先に立ち寄りたくなる店がある。

派手なショーケースも、色とりどりのパンもない。

それでも朝から行列ができ、予約して買いに来る人が絶えない。

それが、1942年創業の老舗ベーカリー「ペリカン」だ。

創業以来、食パンとロールパンを中心に、飽きのこない味を守り続けている。

「種類が少ない」ではなく、「これだけでいい」

初めて訪れる人は少し驚く。

店内には菓子パンも、総菜パンも並んでいない。

ペリカンが長年大切にしてきたのは、「毎日食べられる、飽きのこないパン」

余計なものを足さず、小麦の香りと食感を引き出すことだけを考え続けてきた。

だからこそ、何十年も通う常連がいる。

朝食にも、サンドイッチにも、バターだけのトーストにも。

主役にも脇役にもなれるパンだ。

しっとり、もちっと。噛むほど好きになる食パン

今回持ち帰ったのは、定番の食パン。

袋を開けた瞬間、小麦の優しい香りがふわっと広がる。

まずは焼かずにひと口。

驚くほどきめ細かく、しっとりとしている。

そしてトーストすると、耳は香ばしく、中はもっちり。

最近流行のリッチな高級食パンとは違う。

甘さを前面に出すのではなく、毎日食べても飽きない絶妙なバランス。

「ごはんみたいなパン」。

そんな言葉が自然と浮かんでくる。

シンプルだからこそ、何と合わせてもいい

バターだけでも十分。

ジャムもいい。

卵もベーコンも、ハムもチーズも。

どんな食材とも喧嘩をしない。

パンが主張しすぎないから、食卓全体が豊かになる。

だから家庭で長く愛されてきたのだろう。

浅草土産にも、自分へのご褒美にも

浅草といえば雷門や仲見世を思い浮かべる人が多い。

でも少し歩けば、80年以上変わらない味を守り続けるパン屋がある。

派手さはない。

けれど、一度食べると「また食べたい」と思わせる力がある。

観光地で買う特別なお土産というより、

毎日の生活を少し豊かにしてくれるパン。

そんな一斤を抱えて帰る時間も、浅草散歩の楽しみになる。

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