札幌で珈琲を楽しむなら、一度は訪れてみたい場所がある。
円山の住宅街にひっそりと佇む、「森彦 本店」。

札幌を代表する珈琲店として知られる森彦は、古い木造家屋を活かした独特の空間も魅力のひとつ。
観光地のような華やかさとは少し違う、札幌の日常に近い時間を過ごせる場所だ。
円山の路地裏にある「森彦」
地下鉄東西線・円山公園駅から歩くこと約4分。
住宅街の細い路地を進んでいくと、蔦に覆われた古い建物が見えてくる。
それが森彦本店だ。

1996年にオープンした森彦は、古い木造家屋を改装した店舗。
外観からして、最近つくられたカフェとは明らかに違う。
少し年季の入った建物と、周囲の静かな住宅街。
その組み合わせが、森彦らしい雰囲気をつくっている。
古い建物で味わう一杯
店内に入ると、木の床や家具、古道具などが並び、どこか懐かしい空気が漂う。
珈琲を飲むために訪れたはずなのに、気づけば建物やインテリアにも目が向いてしまう。
森彦で楽しめるのは、もちろん珈琲。
深煎りを中心とした珈琲は、ゆっくりと時間をかけて飲みたくなる味わい。
代表的なブレンド「森の雫」など、森彦ならではの珈琲を楽しむことができる。

「何もしない時間」が似合うカフェ
森彦本店の魅力は、珈琲だけではない。
スマートフォンを置いて、窓の外を眺める。
珈琲を一口飲んで、店内の音に耳を傾ける。
そんな何気ない時間が、ここでは妙に心地いい。
札幌にはたくさんのカフェがあるけれど、森彦は「おしゃれなカフェ」という言葉だけでは少し物足りない。
古い建物、珈琲、円山の街並み。
それらが一緒になって、森彦という場所をつくっている。
円山散歩と一緒に訪れたい
森彦本店を訪れるなら、円山公園周辺を散歩するのもおすすめ。
札幌中心部から少し離れるだけで、街の雰囲気が変わる。
観光スポットを効率よく巡るのではなく、円山を歩いて、森彦で珈琲を飲む。
そんな過ごし方も、札幌旅行のひとつの楽しみ方だと思う。
札幌で珈琲を飲むなら。
そして、少しだけゆっくりした時間を過ごしたいなら。
円山の路地裏にある森彦本店へ。
札幌の街を歩く途中に、覚えておきたい一軒だ。