神戸でナポリを食べる。北野「アズーリ」のピザが愛される理由

神戸・北野の人気ピッツェリア「アズーリ」。真のナポリピッツァ協会認定の薪窯ピザと、街に溶け込む心地よい空気。神戸らしい休日を味わえる一軒を訪ねた。

神戸には、おしゃれな店がたくさんある。

港町らしい洋館。北野の異国情緒。元町の老舗喫茶。

でも、その中で「また行きたい店」を一つ挙げるなら、アズーリを選ぶ人は多いと思う。

神戸・北野の坂を少し上った先。

青と白のストライプのテントが目印の小さなピッツェリアだ。

北野の街に溶け込む青と白

店の前に立つと、まず外観が良い。

青と白のストライプ。

木製の扉。植栽の緑。

まるで南イタリアの海辺にありそうな雰囲気だ。

派手ではない。

でも、ちゃんと記憶に残る。

神戸という街そのものに似ている気がする。

観光地でありながら、どこか落ち着いている。

生地が主役のピザ

アズーリの魅力は、トッピングではなく生地にある。

薪窯で焼かれたピザは、

外側はカリッと。

中はふわっと。

そして噛むと小麦の甘みが広がる。

ナポリピッツァの本質は、生地なのだと教えてくれる。

人気のマルゲリータはもちろん、

キノコとチーズを合わせた「フンギ コン フォルマッジ スペチャーレ」も評判が高い。

神戸で真のナポリピッツァ

アズーリは神戸市で初めて、「真のナポリピッツァ協会(AVPN)」の認定を受けた店として知られている。

世界294番目の認定店でもあり、ナポリの伝統的な製法を守りながらピザを焼き続けている。

こういう話を聞くと少し構えてしまうけれど、実際の店は驚くほど気取っていない。

家族連れもいる。カップルもいる。観光客もいる。地元の常連もいる。

だから居心地が良い。

行列ができても、また来たくなる

神戸には名店が多い。

でも、本当に愛される店には共通点がある。

料理がおいしいだけではない。

店の空気が良い。

アズーリもそうだ。

席数は多くない。

予約が必要な日もある。

それでも人が集まる。

理由は簡単だ。

「また食べたい」と思わせるから。

神戸らしい休日

北野を歩く。異人館を眺める。坂道を上る。

そしてアズーリでピザを食べる。

神戸の休日として、かなり完成度が高い。

特別なことは何もない。

でも、そういう時間こそ記憶に残る。

アズーリはピザ屋というより、神戸という街の空気を味わう場所なのかもしれない。

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