海沿いのレストランは、それだけで少し特別だ。
窓の向こうにはヨットハーバー。
潮風が吹き抜け、時間がゆっくりと流れている。
大洗マリーナの2階にあるTrattoria J-Marinaは、観光地のレストランというより、小さな港町のリゾート食堂のような空気をまとっていた。
海が見えるだけで、ランチは少し贅沢になる
店内へ入ると、白とブルーを基調にした開放的な空間が広がる。
高い天井。
バーカウンターに並ぶボトル。
窓から差し込む柔らかな光。
肩肘張ったイタリアンではなく、家族連れも、カップルも、一人旅の人も自然と馴染める雰囲気がある。
ヨットハーバーに面したテラス席では、海風を感じながら食事を楽しむこともできる。
魚が主役の、シンプルなパスタ
この日選んだのは白身魚のパスタ。
香ばしく焼かれた白身魚に、トマトの酸味と野菜の甘み。
オイルベースのソースが全体を軽やかにまとめ、最後まで飽きることなく食べ進められる。

豪快さよりも、素材を丁寧に生かした一皿。
大洗という土地だからこそ、この味に説得力がある。
大洗は、海鮮だけじゃない
大洗へ来ると、多くの人は海鮮丼や回転寿司へ向かう。
もちろん、それもいい。
でも、二度目、三度目の大洗なら、少し寄り道をしてみるのも面白い。
港を眺めながら食べるイタリアン。
そのあと海辺を歩いて、大洗磯前神社へ向かう。
そんな半日も、アリだと思う。
旅先だからこそ、少し遠回りしたい
MOZiで紹介したい店には共通点がある。
料理がおいしいことはもちろんだけれど、それ以上に「その場所で食べる理由」があること。
Jマリーナは、まさにそんな一軒だった。海を見ながら食べるランチ。
窓の外をゆっくり動くヨット。
港町ならではの穏やかな空気。
目的地というより、「旅の途中で立ち寄りたい店」。
そんな表現が、一番しっくりくる。