東京駅の、ちょうど目の前。 東京ミッドタウン八重洲の2階に、ヤエパブ(ヤエスパブリック)はある。
買った料理を持ち寄って、好きな席で食べる。 そんな、大人のフードコートだ。
派手さはないけれど、どこか落ち着く。 コンテナ造りのフロアに、路地裏のような一角もある。 一人でも、気負わずにいられる場所だった。
好きな店から、一皿ずつ
いいのは、店を一つに決めなくていいこと。
ラーメンはあの店で。 中華の一皿は、また別の店で。 少しずつ頼んで、一つのトレイに集める。
その日の気分で組み立てられる。 そういう自由さが、ちょうどいい。
醤油ラーメンと、枝豆と
まず頼んだのは、醤油ラーメン。
澄んだスープに、チャーシューと味玉。 メンマとねぎ、海苔がひとひら。 奇をてらわない、まっすぐな一杯だった。
隣には、枝豆と冷たい飲みもの。 昼から、少しだけ肩の力が抜ける。

排骨のあとに、翡翠の餃子
もう一皿は、揚げたての排骨。
衣はサクッと、たれは甘辛く。 青と白の皿に、きれいに並んでいた。
添えたのは、翡翠色の餃子。 中華の店の一皿は、ラーメンとはまた違う満足感がある。
同じトレイに、和と中華が並ぶ。 その雑多さも、この場所らしい。

東京駅を横目に、ちょうどいい時間
窓の向こうには、東京駅。
観光でもなく、かしこまった食事でもない。 買い物や電車の合間に、ふらりと寄れる。 夜遅くまで開いているのも、ありがたい。
派手な名店ではないけれど、また寄りたくなる。 東京駅の目の前で、こんなふうに過ごせる場所があるのは、悪くない。