札幌の中心部から少し離れた場所に、ひとつの大きな公園がある。
モエレ沼公園。
ここを手がけたのが、彫刻家のイサム・ノグチだ。

公園そのものをひとつの作品として考え、山や噴水、遊具、建築までをデザインしている。
なかでも目を引くのが、ガラスでできた大きな建物。
「ガラスのピラミッド HIDAMARI」だ。
ガラスのピラミッドと、空
一辺51.2m、高さ32.3m。
1,113枚のガラスから構成された建物は、近くで見るとかなりの迫力がある。
ただ、面白いのは建物そのものだけではない。
ガラス越しに見える空や芝生、季節の風景までが一緒になって、ひとつの景色になる。
夏には青空と緑。
冬には一面の雪。
時間や季節によって、同じ場所でも違う表情を見せてくれる。

「公園」そのものが作品
モエレ沼公園には、ガラスのピラミッドだけでなく、モエレ山、プレイマウンテン、テトラマウンド、海の噴水など、イサム・ノグチが手がけたさまざまな作品がある。
だから、目的地をひとつ決めて訪れるというより、園内を歩きながら景色を探すのがおもしろい。
芝生に座る。
山に登る。
建物を眺める。
ただ歩く。
それだけでも、少し特別な時間になる。

札幌で、少し遠くまで行く休日
モエレ沼公園は、札幌中心部から少し離れている。
だからこそ、わざわざ行く理由がある。
街中の観光スポットを巡るのとは違い、広い空と芝生の中で過ごす時間そのものを楽しめる。
建築を見に行く。
自然の中を歩く。
何もしない時間を過ごす。
その全部ができる場所。
札幌を訪れたら、一度は足を延ばしたい。
イサム・ノグチが残した、札幌の大きな作品だ。
