北海道・美瑛を訪れたら、一度は足を運びたい場所がある。
美瑛町白金にある「白金青い池」。
その名の通り、水面が驚くほど青く見える、不思議な池だ。
立ち枯れたカラマツが水面から静かに伸び、その向こうには森と空。
観光地でありながら、どこか時間がゆっくり流れているような感覚がある。
なぜ、青いのか。
この青は、人工的につくられたものではない。
十勝岳の防災工事によって偶然生まれた池で、白ひげの滝周辺から流れる水と美瑛川などに含まれる成分が関係しているという。
水中の微粒子に光が散乱することで、青い光が目に届き、独特の色に見えるそうだ。
天候や季節によって色味も変わる。
少しグリーンがかった青だったり、淡いライトブルーだったり。
同じ「青い池」でも、訪れる日によって違う表情を見せてくれる。
風のない朝に行きたい
美瑛町観光協会がおすすめしているのは、風のない晴れた日の午前中。
水面が穏やかな日は、空や木々が水面に映り込み、青い池の美しさがより際立つ。
逆に、雪解けの時期や大雨の後は水が濁り、青く見えにくいこともある。
だからこそ、写真で見る景色とは少し違う。
その日の天気、その日の光、その日の池。
その瞬間にしか出会えない青がある。
美瑛を走るなら、青い池まで
青い池は、JR美瑛駅から車で約20分。
周辺には「白ひげの滝」や白金温泉があり、少し足を伸ばせば、美瑛の丘や畑が広がる。
青い池だけを目的地にするのではなく、美瑛の街を走りながら、気になる場所で車を停める。
そんな旅がよく似合う場所だと思う。
ちなみに青い池から車で約2分の場所には、道の駅びえい「白金ビルケ」もある。
冬の青い池も、また違う
冬になると池は凍り、雪に覆われる。
夏のような青い水面を見ることはできないけれど、冬にはライトアップが行われる。
雪と立ち枯れたカラマツ、そして光。
昼間とはまったく違う、静かな景色に変わる。
2026年度は10月22日から2027年4月21日までライトアップが予定されている。
絶景を「見に行く」というより、
その場所に少しだけ立ち止まって、景色を眺める。
美瑛の「青い池」は、そんな時間をつくってくれる場所なのかもしれない。
北海道へ行くなら、一度はこの青を見に行きたい。