THIS WEEK,THIS SONG #01 夏が終わる前に聴きたい10曲

夏祭りや花火大会が終わり、少しずつ夏の終わりを感じる8月後半。フジファブリック、STUTS、Suchmos、サニーデイ・サービス、鈴木真海子など、夏の余韻に浸りたいMOZiおすすめの10曲をセレクト。

夏祭りが終わる。
花火大会も、少しずつ終わっていく。

昼間はまだ暑いのに、夜になると風がほんの少しだけ変わっている。

コンビニまで歩く帰り道。
窓を開けた車の中。
旅行から帰ってきた日の夜。
ベランダで飲む、最後のビール。

夏は、終わる瞬間がいちばん夏らしい。

MOZiがこの時期に聴きたいのは、ただテンションを上げるための「夏うた」だけじゃない。

少しだけ寂しくて、でも完全に夏を手放すにはまだ早い。

そんな8月後半から9月にかけてのための10曲を選んでみた。

01|若者のすべて / フジファブリック

夏の終わりといえば、この曲。

https://open.spotify.com/embed/track/5dH4asCl80Mvbsoz6zJVyZ?utm_source=generator&si=183ce9b2bf2f4502

夕方の空。
遠くで聞こえる祭りの音。
夏休みの最後の日。

楽しかったはずなのに、なぜか少し寂しい。

「夏の終わり」というものを、こんなにも具体的な風景に変えてしまう曲はなかなかない。

花火大会から帰る電車の中で聴くなら、まずこれ。

何度聴いても、夏の終わりには同じ場所へ連れていかれる。

02|夏夜のマジック / indigo la End

昼間の夏ではなく、夜の夏。

少し湿った空気と、街灯に照らされた道路。

indigo la Endの「夏夜のマジック」は、夏を楽しむというより、夏の夜に取り残されるような感覚がある。

https://open.spotify.com/embed/track/144pIQC3mpmUkZXMt8fIwb?utm_source=generator&si=7031101920cc4a32

まだ暑い。

でも、もう夏のピークではない。

そんな曖昧な季節にちょうどいい。

誰かと過ごした夜を思い出しながら聴くのもいいし、ひとりで帰る道に流すのもいい。

03|長く短い祭 / 椎名林檎と浮雲

夏祭りという言葉を、こんなに都会的にできるのか。

そんなことを思わせる一曲。

https://open.spotify.com/embed/track/144pIQC3mpmUkZXMt8fIwb?utm_source=generator&si=7031101920cc4a32

タイトルの通り、祭りは長いようで短い。

始まる前はずっと楽しみにしていたのに、終わってしまえば一瞬。

今年の夏に撮った写真を眺めながら聴きたい。

「そういえば、今年も夏だったな」と思える曲。

祭りの真ん中で聴くより、むしろ帰り道のほうが似合う。

04|マジックアワー / STUTS, BIM, RYO-Z

MOZi的には、かなり推したい。

夏の終わりに欲しいのは、激しいサマーチューンではなく、夕方から夜へ変わる時間に似合う音楽。

https://open.spotify.com/embed/track/144pIQC3mpmUkZXMt8fIwb?utm_source=generator&si=7031101920cc4a32

STUTSのビートに、BIMとRYO-Z。

都会的で、力が抜けていて、それでいて少しだけ切ない。

海から帰る車の中。

夕焼けが終わったあとの高速道路。

助手席の窓から、少しずつ暗くなっていく街を見る。

そんな景色に合わせたい。

05|サマー・ソルジャー / サニーデイ・サービス

夏の終わりに聴くなら、こういう曲がいい。

https://open.spotify.com/embed/track/2N65MZQvWhjXQaFFmJczkk?utm_source=generator&si=54942d1380674a16

派手な花火も、海も、祭りも出てこない。

ただ、暑い日の午後と、少しずつ涼しくなっていく夕方がある。

サニーデイ・サービスの「サマー・ソルジャー」には、そんな何気ない夏の風景が詰まっている。

どこか懐かしい。

でも、古く感じない。

夏休みの終わりに自転車で遠回りして帰った、あの日の感じ。

大人になってから聴くと、そんな記憶まで勝手に引っ張り出される。

夏を楽しむ曲というより、夏を思い出す曲。

MOZi的には、この季節にかなり似合う一曲。

06|Summer Situation / STUTS, SIKK-O, 鈴木真海子

夏の終わりだからといって、全部をセンチメンタルにする必要はない。

むしろ、まだ少し夏でいたい。

友達から突然「今日、暇?」と連絡が来て、特に予定もないまま外へ出る。

冷たいビールを飲んで、海へ行って、夕方になったら帰る。

STUTS、SIKK-O、鈴木真海子による「Summer Situation」は、そんな夏の一日をそのまま音楽にしたような曲だ。

https://open.spotify.com/embed/track/2N65MZQvWhjXQaFFmJczkk?utm_source=generator&si=54942d1380674a16

高い空。

溶けていく氷。

波打ち際。

何も決めていない休日。

大きなイベントがなくても、夏はちゃんと楽しい。

だからこそ、夏の終わりに聴くと少しだけ寂しい。

「まだ終わらないでほしい」と思わせるくらいが、この季節にはちょうどいい。

今年の夏、最後の予定を決める前に。

まずは、この曲を流してみたい。

07|Pacific / Suchmos

少し大人の夏なら、これ。

https://open.spotify.com/embed/track/2N65MZQvWhjXQaFFmJczkk?utm_source=generator&si=54942d1380674a16

海に行く予定がなくてもいい。

昼下がりに車を走らせる。

窓を少し開ける。

冷たい飲み物を置く。

それだけでいい。

Suchmosの音楽には、夏を「イベント」にしない良さがある。

何か特別なことをしなくても、夏は夏。

そんな気分にさせてくれる。

今年の夏、結局どこにも行かなかった人にも聴いてほしい。

08|夏の終わり / 森山直太朗

タイトルがもう、そのまま。

でも、この曲は「夏が終わって寂しい」というだけではない。

夏の終わりを受け入れるための曲だと思う。

https://open.spotify.com/embed/track/2N65MZQvWhjXQaFFmJczkk?utm_source=generator&si=54942d1380674a16

季節は変わる。

暑さも少しずつ落ち着く。

街の空気も変わる。

そして、また次の季節がやってくる。

夜、ひとりで聴くと少し効きすぎるくらいに、夏の終わりを感じる。

今年の夏を静かに振り返りたい夜に。

09|サマータイムゴースト / 水曜日のカンパネラ

ここで少し現在の夏へ。

昔の夏うたばかりではなく、2020年代の夏の空気も入れておきたい。

水曜日のカンパネラの「サマータイムゴースト」は、タイトルからして少し不思議。

https://open.spotify.com/embed/track/13RKaJCGLEPNoAcWn4j42R?utm_source=generator&si=c6ad0dbf35b848ea

懐かしいのに、新しい。

明るいのに、どこか影がある。

MOZiが好きな、カルチャーと日常の間にある感じがいい。

夏の思い出を振り返りながらも、次の季節へ進んでいく。

そんな今の気分にもよく似合う。

10|花火 / aiko

最後の一曲は、やっぱり花火。

https://open.spotify.com/embed/track/13RKaJCGLEPNoAcWn4j42R?utm_source=generator&si=c6ad0dbf35b848ea

でも、打ち上がっている瞬間ではない。

花火が終わったあとに聴きたい。

人の波が少しずつ駅へ向かっていく。

屋台の明かりが消えていく。

さっきまであんなに大きかった音が、少しずつ遠くなる。

そんな帰り道に、aikoの「花火」。

明るいようで、どこか切ない。

楽しかった一日の最後に残る、少しだけ言葉にできない感情。

夏の終わりというのは、たぶんこういうものだ。

大きな出来事が終わったあとに、急に静かになる。

その静けさまで含めて、夏なのだと思う。

今年最後の花火を見た帰り道に。

この曲を聴きながら歩きたい。

夏は、終わるからいい。

夏の始まりには、期待がある。

海に行こう。

旅行しよう。

花火を見よう。

ビールを飲もう。

キャンプもしよう。

でも、8月の終わりになると、少しずつその予定がなくなっていく。

そして気づく。

夏は、思っていたより短かった。

だからこそ、夏の終わりには音楽が似合う。

楽しかったことを思い出したり。

会えなかった人を思ったり。

何もなかった夏を、それなりに好きになったり。

でも、プレイリストを全部聴く必要はない。

今日の帰り道に、一曲だけ。

それでいい。

THIS WEEK, THIS SONG

01|若者のすべて / フジファブリック
夏の終わり、そのもの。

02|夏夜のマジック / indigo la End
夜になったら聴きたい。

03|長く短い祭 / 椎名林檎と浮雲
祭りが終わる前に。

04|マジックアワー / STUTS, BIM, RYO-Z
夕暮れのドライブに。

05|サマー・ソルジャー / サニーデイ・サービス
夏を思い出すために。

06|Summer Situation / STUTS, SIKK-O, 鈴木真海子
まだ夏でいたい午後に。

07|Pacific / Suchmos
何もしない夏の日に。

08|夏の終わり / 森山直太朗
季節を受け入れるために。

09|サマータイムゴースト / 水曜日のカンパネラ
2020年代の夏。

10|花火 / aiko
最後の花火のあとに。

夏の終わりに、イヤホンを。

花火大会が終わって。

夏祭りが終わって。

海から帰ってきて。

それでも、まだ少し暑い夜。

そんなときにイヤホンをつける。

今年の夏を思い出す。

そして、来年の夏のことを少しだけ考える。

夏は、終わる。

でも、音楽の中には残る。

だから僕らは、季節が変わるたびに同じ曲を聴くのかもしれない。

See you next summer.

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